大阪・ドーンセンター(大阪市中央区大手前1、TEL 06-6910-8500)で9月15日・16日、東北在住の女性たちによる手作り物産展「どーんと東北! いわて・みやぎ・ふくしま」が行われる。
同イベントは大阪府男女共同参画推進財団が企画。内閣府より「東日本大震災被災地における女性の悩み・暴力相談事業」を受託した同団体が東北に数多く訪問する中で、地元女性団体や自治体らとの交流を深め、大阪から何かできることはないかと今回のイベント開催が決まった。
今回出品するのは、東北の農作物、産物を使った加工品や手作り雑貨、アクセサリーなど。全て東北在住の女性が作っているもので、個人を含めた20以上の団体が出品する。もともと作品を作っていたり、農作業をしていたりした人もいるが、多くは震災後生きがいのために始めた人や、仕事を失ってしまった人たちの作品。力強く生きていこうと集まって作品を作り、それを販売するなどして生活しているという。
「今回大阪で販売することになったと報告すると、皆さんすごく喜んでくれた」と同団体事務局の仁科さん。「ある仮設住宅に住むおばあちゃんたちはうれしさのあまり、休みの日も集まって作品を作ってくれている」とも。手作りなので大量生産はできないが、一つ一つに心がこもった作品が集まる。
16日には、震災後の一日一日を懸命に生きる女性たちを追いかけたドキュメンタリー映画も上映する。監督はロイター社のテレビリポーター、プロデューサーとして活躍する我謝京子さん。「日本復興のために今自分に何ができるのかと問いながら生きている彼女たちの姿は、人としての生き方を私たちに問い掛ける」と作品への思いを語る。
開催時間は10時~17時。映画上映は16日・13時~(前売り1,000円、当日1,300円)。