花博記念公園鶴見緑地の「咲くやこの花館」(大阪市鶴見区緑地公園2、TEL 06-6912-0055)で6 月5日から、「ハイビスカス展」が始まった。
同展は、5月29日に始まった「ハワイ・花と文化展」の一環として企画。原種や原種を掛け合わせて作ったハイビスカス約70種類は、人間の顔ほどの大きさの花を付ける「ハワイアン系」、風鈴のように垂れ下がった花を付ける「コーラル系」、一般的によく目にする花を付ける「オールド系」の3つに分類される。「ヒビスクス・コキオ」「ヒビスクス・クレイ」などの絶滅危惧種も展示する。同9日・10日には、珍しい品種や新種なども用意し、販売する。
「ハワイ・花と文化展」は独立した生育環境の下で独自の進化を遂げたハワイの植物を知ってもらおうと7年前から毎年開催。「ビックアイランド」の愛称で親しまれるハワイ島をテーマに熱帯雨林、砂漠地帯、火山エリアに生息する貴重な植物40種類ほどを展示する。中でも絶滅危惧種に指定されている高山植物の「ギンケンソウ」は、国内では同館でしか見られない貴重な植物という。植物管理担当の宇田元子さんは「どんなに貴重な植物でもパネルだけでなく、できるだけ実物を展示しようと各地から集めた。あまりほかでは見ることができないものも多いのでこの機会に見に来てもらえれば」と話す。
開館時間は10時~17時。月曜休館。入館料(大人)は500円(中学生以下、証明書提示で大阪市内の65歳以上無料)。今月10日まで。