大阪造幣局(大阪市北区天満1)で5月22日、マスコットキャラクター「キラキラ☆コインズ」の披露会が行われた。
キャラクターは、1円から500円の硬貨をモチーフにしたゆるキャラ全6種類。硬貨に描かれたデザインを基に、名前や性格を同局職員が考えたという。水やりが日課で恥ずかしがり屋の「わかぎちゃん」(1円)、皆の「ご縁」を願う世話焼きの「いなほちゃん」(5円)、寺巡りが好きでおおらかな性格の「ほうおうくん」(10円)、人情派で全国に友達が多い「きくじろう」(50円)、明るくイベント好きな「さくらちゃん」(100円)、しっかり者で頑張り屋のリーダー格「コインくん」(500円)。
6種の中から「コインくん」は着ぐるみマスコット化し、当日登場。招かれた地元の幼稚園児たちは、自分より一回りも二回りも大きい「コインくん」に抱きつきながら「かわいい!」「お話できないの?」などと触れ合いを楽しんでいた。
同キャラは「子どもから大人まで多くの人に造幣局や貨幣のことを分かりやすく紹介し、興味を持ってもらいたい」と製作を決め、3年かけて完成。造幣局理事長の新原芳明さんは「全国で人気の『ひこにゃん』や『くまモン』に負けないくらい人気者になってもらいたい」と笑顔を見せる。
今後は、イベントなどで登場するほか、ホームページやパンフレットに起用していく予定。第1弾として、小・中学生向けに貨幣について分かりやすくまとめた冊子「キラキラ☆コインズ探検隊」を作成し、工場見学時などに配布するという。広報の岩崎光男さんは「夏休みに向けて、地方でのイベントも考えたい」と話す。