京阪京橋駅構内で3月24日~27日、東都島小学校の児童が自分たちで開発したオリジナル商品「さくRaムネ」を販売した。
「さくRaムネ」は、都島区の花「桜」をイメージしたラムネ。その名の通り、ほんのり桜色をした同ラムネは昨年1月末、同校の学習発表会で当時6年だった児童4人が「都島らしいラムネを」と発案したものを、地元飲料水メーカーのハタ鉱泉(都島区都島北通1)の協力を得て同8月に商品化。同校近くの「ファミリーマート城東えなみ店」で販売されていた。
都島区地域経済活力創造事業として子どもたちに商業体験をさせるのを目的に京阪電鉄や商店街などの協力で実施した今回の駅ナカショップ。4年生以上の有志が春休みの4日間、交代でショップ店頭に立った。最終日となった27日、「さくRaムネはいかがですかぁ」と威勢のいい声が駅構内に響き渡っていたが、「最初はなかなか声も出ていなかったのが次第に大きな声になってきた」(都島区役所市民協働課)という。「各日とも予定本数を完売でき、達成感も感じてもらえたのでは」とも。
試飲用のコップを持って呼び込みをしていたのは宮崎大空(そら)さん(中1)。6年生だった当時に商品開発に携わったメンバーの一人。コンビニ店頭に自分たちの商品が並ぶのは目にしていたが直接販売するのは初めての体験。「道行く人に試飲を勧め、自分たちが開発したものであることを伝えたときに、おいしいと言ってもらえたり、自分たちで販売できてよかったねと言われうれしい」と笑顔を見せた。