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店の料理へのネーミングでチャリティー活動 大阪・鶴見の2店舗協力

発案者の吉村大作さん(左)と「トラットリア銀香」オーナーシェフの南照之さん(右)

発案者の吉村大作さん(左)と「トラットリア銀香」オーナーシェフの南照之さん(右)

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 大阪・鶴見区内のイタリア料理店「トラットリア銀香」(同区今津北5)とお好み焼き店「こすも」(同区諸口3)の両店に2月17日、命名権を購入した人によって名付けられた特別メニューが登場する。

「<忘れたいのに>忘れられない」の正体

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 トラットリア銀香では「<忘れたいのに>忘れられない」(1,260円)、「中井由美子の親身な仲人」(880円)など5品。メニュー表には、パスタ系、肉料理などの分類と「*メニューの詳細はスタッフまで」の文字のみで、ユニークな名前の正体は分からない。こすもでは「もかちゃんのもりもり焼きそば」など3品。両店とも今回のための特別メニューを用意する。

 同企画は、地元情報紙を発行するローカル通信社の吉村大作さん(36)が、地元2施設への支援活動の一環として考え付いたもの。2施設は、花博記念公園鶴見緑地内に2014年12月に開設した保護権譲渡施設とドッグランを併設する「パートナードッグラン」と、同じく園内に昨年4月に開業したコミュニティー型難病の子ども向けホスピス「TSURUMIこどもホスピス」。

 開業以来それぞれ資金難や認知度不足に悩んでいることを知った吉村さんは「店も客も楽しく寄付ができる方法」として賛同先を探し、1品につき月1,000円で料理に命名できる命名権を販売、売上金1食につき30円を両施設への寄付金に当てる同企画を立ち上げた。

 第1弾となる今回は、吉村さんの知人が協力してくれた品が多いが「メニューを見たお客さんが、何やこのメニューはと突っ込んで話が広がり、活動を知ってもらえたら成功」と笑顔で話す。「今後もユニークな名前を付けて、楽しんで支援活動をしてもらえたら」と期待する。

 第2弾のメニュー命名権の販売と新たな協力店の募集は2月17日~4月20日の予定。問い合わせは吉村さん(TEL 090-9986-9238)まで。

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