暮らす・働く

結婚披露パーティーに水陸両用バス-「大阪ならでは」のプランとして企画

大川へスプラッシュインする瞬間

大川へスプラッシュインする瞬間

  • 0

  •  

 水陸両用バスを使ったウエディングパーティーが4月24日、初めて行われた。プロデュースは、アローズコーポレーション(大阪北区)が運営する結婚式2次会プロデュースサービス「2次会ちゃんねる」。

水陸両用バスからの眺め

[広告]

 「大阪での結婚式が少なくなり、他府県や海外で挙式をするカップルが増えている。遠方からの出席者に結婚の魅力とともに大阪の魅力も伝えるきっかけにもなるはず」と、阪堺電車内や大阪のシンボルである通天閣などでのブライダルプランを企画してきた同社。東京・大阪の2カ所で結婚披露パーティーを予定している新郎新婦の「東京ではできない大阪らしいものにしたい」との相談を受け、今回水陸両用バスを使ったプランを企画した。

 パーティー客を乗せたバスはまず陸路で八軒家浜を出発。水陸両用バスのツアーを運営するダックツアーのガイドが大阪をテーマにしたクイズを出題し、大阪歴史博物館や大阪城などの名所を案内しながら入水ポイントの桜ノ宮公園を目指す。

 公園に到着し「1・2・3ダァー」という掛け声とともに大川へ入水すると、参加者から歓声が上がった。クルージングを楽しんだ後は再び同公園に上陸し、梅田を通って食事の会場へ向かった。道中、突如路上にアラブ人に扮(ふん)したスタッフが登場しジャグリングを見せたほか、普段同バスが観光ルートとして通らない梅田の街を抜けるとあって通行人らの注目を集め手を振る姿も見受けられた。終点中崎町のドラム缶焼肉店「ソソカルビ牛天」で参加者は飲食を楽しんだ。

 新郎のりょうさん(37)は「すごく面白かった」、新婦のゆかさん(29)は「一般の人が手を振ってくれるのがうれしかった」と、それぞれ感想を話した。参加者の辻中智早(ちさ)さん(31)は「前からこのバスが気になっていたので乗ることができてよかった、自分の結婚式でも利用してみたい」とも。

 ウエディング事業部長の松村祐樹さんは「関西のブライダルはユニークだと言われるように、これからもアピールしていきたい」と意気込みを見せる。

  • はてなブックマークに追加

京橋経済新聞VOTE

あなたのお住まいはどちらですか?

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース