OBPで「明るい遺影写真展」-490人の生前遺影写真がズラリ

TWIN21で行われている「明るい遺影写真展」。人生のこだわりや家族への思いがにじみ出ている

TWIN21で行われている「明るい遺影写真展」。人生のこだわりや家族への思いがにじみ出ている

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 大阪ビジネスパークのツイン21アトリウム(大阪市中央区城見2)で2月17日、「明るい遺影写真展」が始まった。

見る者を思わず笑顔にする写真

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 デジタルフォトサービスのアスカネット(広島県広島市)と日本写真館協会(新宿区)が共同で開催する同展は、自分が生きているうちに自分の遺影を撮影する企画。会場には490人の生前遺影写真がズラリと並ぶ。バイクに乗って写っている写真、夫婦で腕を組んでいる写真、その1枚1枚に本人のこだわりや家族への思いが込められているという。

 アスカネットは年間27万枚の「遺影写真」をデジタル修整している会社。ネット経由で葬儀社から写真の処理を受け付けているが、ほとんどの原版写真があまりに小さく画質が良くないという。「本人が亡くなってから葬式までのわずかな時間、しかも思いもしない段取りに追われて良い写真を見つけることができないケースが多い」と話すのは同社の三木大輔さん。「ご自身が納得できる遺影で参列者を迎えてほしい」と生前遺影の大切さを強調する。同社では、自分が気に入った写真や家族の写真を、将来「遺影写真」として使うことを前提に預けておくサービス「遺影バンク」も今月1日から始めた。

今回の「遺影写真展」に出展された写真は全国の写真館や写真専門学校の学生による応募作品。訪れていた都島区在住の清水保さん(70)は「やっぱり専門家が撮ると違う。みんなええ顔して、見るとほっとする」。大東市の竹田勝也さん(65)は「自分も準備せなあかんわ」とじっくりと写真に見入っていた。

 展示時間は9時~21時。入場無料。今月20日まで。

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