京橋で栄養士向け「食育セミナー」-みそ料理の試食会も

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 栄養士らを対象とした研修セミナー「いま、捉え直す食育」が2月6日、KKRホテル大阪(大阪市中央区)で開かれ、専門家らの講演やみそを使った料理の試食会などが行われた。日本栄養士会と健康日本21推進フォーラムの共催で、全国味噌工業協同組合連合会が設立したみそ健康づくり委員会が協賛する。

「ロール白菜&みそソース」など、みそを使った試食会も

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 講演内容は、日本の食を見直すために2005年に制定された「食育基本法」施行後の5年を振り返る「日本の食育は進んでいるか?」(青森県立保健大栄養学・吉池信男教授)や、「食物アレルギー最新事情」(近畿大学・森山達哉准教授)、「米国における最新食育事情」(米大使館農産物貿易事務所・スティーブ・シュニッツラー所長)など。

 講演終了後には、近年米国でもヘルシーフードとして注目されているみそ料理の試食会が行われた。日本人の野菜摂取量はいまや米国を下回り、中でも全国平均を下回る大阪府では「野菜バリバリ朝食モリモリ」をキャッチフレーズに食育を推進していることから、試食会では生野菜をバリバリ食べられる「みそのディップ」や「ロール白菜のみそソースかけ」などが用意された。

 吹田市で子ども料理教室を開いている山本さんは「雑煮を食べたことがない子どもも増え、食文化が変わっていく中、みその食文化を子どもたちに定着させていきたいと改めて思った」と感想を話した。リハビリテーション施設で栄養士として働く菊川真由さん、土手香名子さんは「アレルギーの最新情報が聞けて良かった。試食会のメニューもおいしかったので、ロール白菜などのみそ料理も取り込んでいきたい」と笑顔で話していた。

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