京橋献血ルームで似顔絵サービスの新企画-献血確保の一策で

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 大阪府赤十字血液センター・京橋献血ルーム(大阪市都島区東野田2、TEL 06-6354-1940)は1月から、第1・2・4木曜日に献血をした人を対象に、「似顔絵サービス」の新企画を始めた。

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 献血離れを食い止め献血の輪を広げるため、同ルームでは2007年秋よりさまざまな趣向を凝らしたサービスやイベントを実施してきた。献血を受けた人への抹茶サービスや手相占い、ハンドマッサージなどを曜日別に導入したことで、サービス導入前に比べ、1日の献血者数が5~9人ほど増えたという。

 これまでのサービスの中では、専門家が名前と生年月日でラッキカラーを鑑定し、さらに色紙ハッピー・コール・ポエムを直筆しプレゼントする「しあわせ色鑑定」(月曜)が人気だという。同ルームの安原武志所長は「曜日別サービスを導入したことで新規献血者や将来の献血者確保として重要な若い世代の献血者が増えた」と話す。

 今回の新企画「似顔絵サービス」は、京都精華大学のマンガ学部の学生が、献血終了後の人に似顔絵を描いてプレゼントするもの。月1回のペースで献血しにやって来るという三嶋さん(50)は似顔絵サービス終了後、「こんなサービスがあるなんて知らずに来たが、すごくうれしい。今日は本当にいい思い出になった」と安原所長にあいさつし、同ルームを後にした。

 昨年の大阪府の献血者数は39万8,476人。この数字を安原所長は「緊急を要する数字ではないが、不足しないように常に確保しておかなくてはならないのが血液」と話す。特に臓器移植手術の際には1人当たり400ミリ献血約120人分を必要とするという。「現在スタンダードな400ミリ献血は血圧、体重などの制限で女性2人のうち1人は受けることができないのが現状。ぜひ男性諸君に頑張ってもらいたい」とも。

 似顔絵プレゼントの献血は13時~16時。通常の献血受け付けは10時~13時、14時~18時。

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