大阪市内で現存する最古の洋風建築、「水都大阪2009」記念で特別公開

ライトアップされた泉布観

ライトアップされた泉布観

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 「水都大阪2009」の開催を記念して9月25日~27日、重要文化財「泉布観(せんぷかん)」(大阪市北区天満橋)の特別公開を行うとともに、敷地内で音楽演奏やデジタルアート映像投影などを行うイベント「泉布観特別公開『光と音で彩る文明開化』」が開催される。

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 泉布観は1871(明治4)年に造幣寮(現在の造幣局)の応接所として落成した、大阪市内で現存する最古の洋風建築。造幣寮の工場群、東京の銀座煉瓦街などを設計し、明治初期の日本の洋風建築の歴史に大きな業績を残したアイルランドの技師ウォートルスが設計した。れんが造りで、周囲にベランダがあり、照明器具などに古い要素を残すことなど明治時代の洋風建築の特色を色濃く残した建物となっており、1956(昭和31)年に国の重要文化財に指定されている。

 泉布観の一般公開は毎年3月下旬の日中に行われていたが、今回は夜間まで内部公開を実施。「水都大阪2009」開催中のためライトアップされている旧桜ノ宮公会堂や夜の大川沿いの風景とともに、昼間とは違った泉布観の魅力を楽しむことができるという。

 敷地内ではジャズなどのライブ演奏や、隣接する「旧桜宮公会堂」の正面玄関に、音に合わせて流れる幻想的なデジタルアート映像を投影する。そのほか、ハンマープレス機によるメダル作り体験コーナーやドリンクブースも出店。

 開催時間は14時~21時。無料。

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