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都島の藤田美術館で餅つき大会 地域の和菓子店が協力

昨年の様子。通行人や外国人旅行者も多く参加した

昨年の様子。通行人や外国人旅行者も多く参加した

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 国宝9件、重要文化財53件を含む約2000点を所蔵する藤田美術館(大阪市都島区網島町)で12月14日、餅つき大会が開かれる。

外観

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 昨年、実験的に開き、通行人や近隣の親子連れ、外国人の子どもたちが参加した同イベント。今年は正式なイベントとして初開催する。当日は、同区内の和菓子店「冨久屋」(高倉町1)が協力。餅つき体験を行うほか、つきたての餅を、きな粉・しょうゆ・みその3種類で無料提供する。館内のロビーでは、2カ月に一度行う茶会「且座(しゃざ)喫茶」も同時開催。大阪の若手道具商で構成する「網川会(もうせんかい)」が主催し、お茶と茶菓子を振る舞う。

 同館は1954(昭和29)年、明治の実業家・藤田傳三郎と、その子息が収集した古美術コレクションを公開する目的で開館。施設老朽化などを理由に2017(平成29)年に休館。大規模改修を経て、2022年にリニューアルオープンした。

 主催する藤田義人さんは「美術館は本来、地域皆のもの。作品を展示するだけでなく、地域の人々が集い、日本の文化を体験できる場所にしていきたい」と話す。

 開催時間は13時30分~15時30分。無料。

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