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京橋の立ち飲み店「銀座ドラム缶」が3周年 恒例のマットプロレス開催

店主の岡部稲絵さん

店主の岡部稲絵さん

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 京橋の立ち飲み居酒屋「銀座ドラム缶京橋店」(大阪市都島区東野田町1、TEL 06-6351-5887)が7月18日の3周年に先立ち、12日に恒例のマットプロレスを開催する。

名物の紅茶豚(300円)

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 店主の岡部稲絵さん(50)が配送業経営から転身して2017(平成29)年にオープンした同店。「主に紙媒体の配送をしていたがインターネットの普及などもあり仕事が少なくなってきていた。転職を考えていたところ、フランチャイズ展開をしていた『銀座ドラム缶』の存在を知り、ロイヤリティがなく看板料のみという点にも魅力を感じ挑戦してみようと思った」と話す。

 鶴見区在住の岡部さん。自宅から通える物件を探していたところ、見つかったのが京橋だった。「それまでほとんど行ったことがなかったので最初は不安だった。とにかくお客さんの顔と名前は覚えるように心がけていた」という。オープン当初こそ客は少なかったが岡部さんの人柄や今では名物となった紅茶豚(300円=豚バラ肉を紅茶で煮込んだチャーシュー)、さらにサワーやハイボールなどが200円台からという安さが口コミやSNSをきっかけに広がり、徐々に客足が増えていった。

 「今では常連のお客さんと一緒に旅行に行くほどの間柄になった。京橋のお客さんはとにかく温かい」と岡部さん。コロナの影響で深刻な事態を救ってくれたのも客の存在だった。「売り上げは半減以下。営業時間も短縮し自分1人で店を開け続ける中、『店開けてるんやったら行く』と来てくれるお客さんがいてなんとか乗り越えることができた」と振り返る。

 7月12日には、周年記念恒例の常連客のプロレスラーによる「マットプロレス」を開催する。「マットを敷いて作る店内の即席ステージで、定員35人のところをコロナの感染対策で今年は20人で行う予定。3周年を迎えられたのはお客さんとのつながりがあってこそ。一緒に盛り上がれたら」と呼び掛ける。

 マットプロレスはまだ予約可。17日、18日は周年イベントでドリンク全品50円引き。新型コロナ対策のため現在の営業時間は13時~23時。日曜定休。

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