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大阪「がもよん」に食パン専門店 「玄米の魅力広めたい」

食パン専門店「からだつくる食パン いなせ」

食パン専門店「からだつくる食パン いなせ」

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 大阪「がもよん」に食パン専門店「からだつくる食パン いなせ」(大阪市城東区3)がオープンして3カ月が過ぎた。

国産の黒米をブレンド

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 運営するのは、米穀卸売り・小売業を展開する「幸福米穀」(枚方市)。リテール事業部の辻竜介部長(43)は「当店の食パンには米由来の乳酸菌が含まれており、腸内環境を整え免疫力を上げる効果がある」と話す。

 辻さんは、栄養価の高い玄米を食卓に取り入れてほしいという思いから、玄米入りの食パンを研究。玄米を混ぜたパンを焼くと硬くなってしまうため、軟らかくするための研究に苦労したと振り返る。5年間に及ぶ試行錯誤を重ねた結果、最も軟らかみが残る独自の配合で2斤の大きさに焼き上げることにした。切ると形が崩れてしまうほど軟らかいため、焼き上がった形状でカットせずに販売する。

 「がもよん」で知られる蒲生4丁目は、近年隣接する関目、鶴見区などに食パン専門店が相次いで出店している。辻さんは「近隣に食パン専門店が多いので、良質の食パンを食べる家庭が多いと分析した」と出店理由を語る。

 商品は、「からだつくる食パン」(800円)、「からだつくる食パン古代米ブレンド」(900円、16時から販売、1日限定30個)、「ブルーベリージャム」(900円)、「イチジクジャム」(900円、価格は全て税込み)。

 「激戦区だからチャレンジ精神で挑む。他店の影響でいろいろな知識を深めることができる」と辻さん。夏をめどに古代米ブレンドも朝から提供できるよう調整中で、古代米ブレンドのみ1斤でも購入できるよう試作を進めている。新商品やジャムの新種類の開発も行う。「がもよんでは幅広い年齢層のお客さまの声を実感できる。今後、拠点を増やしもっと多くの人々に玄米の良さを発信したい」と意気込む。

 営業時間は10時~19時。

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