京橋に日本最大級の大衆演劇劇場「羅い舞座(らいぶざ)」オープン

こけら落し公演を行った劇団「座・KANSAI」

こけら落し公演を行った劇団「座・KANSAI」

  • 0

  •  

 京橋の複合商業施設「kiki京橋」(大阪市都島区東野田1)で11月3日、大衆演劇劇場「羅い舞座(らいぶざ)」がオープンし「こけら落し公演」を行った。

満席となった会場の様子

[広告]

 朝から20人ほどの客が並びにぎわいを見せたオープン日。予定を1時間早めた10時に開場すると続々と客が訪れ公演開始の12時には満席となった。

 同劇場はライブジャパン(奈良県御所市大字元町77)が運営する大衆演劇劇場で、堺東店、御所店に続き3カ所目。同社が「交通の便が良く、人通りの多い地域に劇場を増やしたい」と探していた所、同施設の5階にある劇場もテナントを探しており、今回のオープンとなった。

 大衆演劇とは、笑いあり涙ありの人情芝居や舞踊ショーから構成され、演者と客の距離が近く一体感を楽しめる庶民的な演劇。同劇場は460席という大衆演劇劇場としては日本最大級の席数と設備を備えており、第一線で活躍しているさまざまな旅劇団が月替わりで公演を行う。

 「こけら落し公演」を行ったのは全国で活動をしている劇団「座・KANSAI」。座長の金沢つよしさん、「羅い舞座」河合忠則社長らの挨拶から始まり、「顔見せミニ舞踊ショー」や「お芝居」を行った。役者が出てくると客席から拍手と歓声が上がり盛り上がりを見せた。

 城東区から訪れた女性客は「大衆演劇はよく見に行く。京橋は近いのでここに劇場ができて嬉しい。また来ます」と笑顔を見せた。「直通の電車があるから便利」と答えたのは和歌山から訪れた女性2人組。「来月もまた来ます。楽しみです」と嬉しそうに劇場に入っていった。河合社長は「京都など大阪以外からもたくさんのお客さんに来てもらいたい」と話し「kiki京橋」を運営する京阪電気鉄道の伊賀隆行さんは「毎日公演内容が変わるので何回来ても楽しんでもらえる。たくさんの人に劇場に足を運んでもらうことで京橋の活性化にもつながれば」と劇場への思いを語った。

 公演は毎日2回(月2回定休)。前売り券1,000円、当日券大人=1,600円・小人=1,000円(貸し座布団代別100円)。

  • はてなブックマークに追加

京橋経済新聞VOTE

あなたのお住まいはどちらですか?

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース